私たちは、ひとりひとりの健康と尊厳を守る、地域のための病院(コミュニティーホスピタル)をめざします。

Subject診療科目

泌尿器科Urology

診療時間

診療時間
泌尿器科 9:00~11:30 金光 小田(第2.5週)※4/30 午後休診
笹原(第3週)
田村(第4週)
金光 金光 小田(第2.5週)
笹原(第3週)
田村(第4週)
13:30~16:00

 

診療科案内

泌尿器科と言うと尿のイメージしかないかもしれませんが、腎臓・副腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・精巣など対象となる臓器は多岐にわたります。良性腫瘍から悪性腫瘍まで、薬物療法から手術まで、責任を持って診療させていただきます。「この症状は泌尿器かな?」とわからない場合も、まずは遠慮なくご受診・ご相談ください。

担当医

  • 田村 賢司(日本泌尿器学会認定 泌尿器科専門医・指導医/日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医・泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会:da Vinci Certificate(ロボット支援手術施行資格)/日本内視鏡外科学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医/日本尿路結石症学会/日本遺伝性腫瘍学会/日本透析医学会/日本癌学会/日本癌治療学会ほか)
  • 金光 泉(日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医・指導医 / 日本小児泌尿器科学会認定 小児泌尿器科認定医・専門医 / 日本臨床腎移植学会認定 腎移植認定医・専門医)
  • 笹原 太志郎(日本泌尿器学会認定専門医/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会:da Vinci Certificate(ロボット支援手術施行資格))
  • 小田 和也(日本泌尿器学会認定専門医/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会:da Vinci Certificate(ロボット支援手術施行資格)/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医/日本癌治療学会ほか)

主な対象疾患

良性疾患:前立腺肥大症、過活動膀胱、低活動性膀胱、尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石)、膀胱炎、腎盂腎炎、精巣上体炎、前立腺炎、陰嚢水腫、包茎、勃起不全、副腎腫瘍、尿膜管膿瘍 など

悪性疾患:前立腺癌、膀胱癌、尿管癌、腎盂癌、腎細胞癌、副腎癌、精巣腫瘍 など

※転移性悪性腫瘍は化学療法の関係で精査の上、高次医療機関にご紹介させていただく場合がございます。

泌尿器科について

図1

こんな悩みはありませんか?

・おしっこが近い
頻尿や多尿の可能性があります。排尿日誌や残尿などの検査の上適切な治療をさせていただきます。多尿の場合は生活習慣(多飲や塩分摂取過多など)や高血圧などの現病の改善で症状軽快する可能性があります。頻尿の場合背景に前立腺肥大症や過活動膀胱、低活動性膀胱がないか精査させていただきます。
—前立腺肥大症がお薬でもよくならない場合は
当院では経尿道的前立腺核出術をできるようにセットアップしております。
これまで行われてきた前立腺を表面から削る方法よりも出血量が少なく、排尿を邪魔する内線のみを効率的に切除できます。
(前立腺肥大症をグレープフルーツに例えると、実にあたるのが肥大した前立腺です。従来の方法ですとグレープフルーツの実に切り込むため果汁すなわち出血が多くなります。しかし核出術であれば実を塊として皮から剥くため果汁がでない、すなわち出血が少なくなります)
図2-1図2-2
・検診でおしっこに血が混じっているといわれた
目で見えない位の血液が尿に交じっていることを顕微鏡的血尿と言います。
顕微鏡的血尿の中に癌が含まれる可能性は1.5-2%未満(報告によって異なる)と言われていますが、尿路上皮癌になりやすい因子を持っているとその可能性は高くなります。
まずは問診や超音波検査、細胞診など患者さんに侵襲の少ない検査から行い、必要があればさらに検査を追加させていただきます。
また尿蛋白を含んだ顕微鏡的血尿の場合は腎炎の可能性があります。その場合は内科が専門になるためご紹介させていただく場合がございます。
・実際に赤いおしっこが出た
目で見て赤いおしっこの原因は大きく分けて6つに分類されます。
①尿路感染症
②尿路結石
③尿路悪性腫瘍
④腎腫瘍
⑤前立腺出血
⑥その他(特発性)
超音波検査、CT検査、MRI検査などの画像検査や実際に膀胱の中を観察する膀胱鏡検査で原因を調べさせていただきます。
図3

・検診でPSAが高いと言われた
PSAとは、正式名は前立腺特異抗原マーカーと言い前立腺からのみ産生されるマーカーです。通常は4ng/mL未満が正常範囲内です。4ng/mL以上だと前立腺癌の可能性があります。しかし4ng/mL以上で必ず癌というわけではなく、背景に前立腺肥大症や前立腺炎などの疾患があっても上昇します。また自転車やバイクに乗るだけでも一過性に上昇することもあります。健康診断で陽性と出た場合はまずはご受診下さい。
また近年、前立腺癌は遺伝性の指摘もあります。血のつながっているご家族に前立腺癌や乳がんの方がいないか教えていただけると診療がスムーズになります。
受診後は直腸診・超音波検査・尿検査・PSA再検・MRI検査などで精査します。
総合的に判断し前立腺癌が疑わしい場合は前立腺生検を推奨します。
当院での前立腺生検は患者様の痛みを少なくするよう麻酔を使用して行います。
2泊3日入院していただき、異常があった場合はすぐに対応できるようにしております。安心して検査を受けられるよう努力していきますので、不安などがありましたらお気軽にご相談ください。
図4

・左右どちらかの背中が痛い
尿管結石の可能性があります。結石が1つのみ、5mm未満の場合は自然に排石される可能性が高いです。5mm~1cmの場合も自然に排石される可能性があります。
1cm以上の結石、もしくは複数の結石がある場合は外科的治療が必要になります。
レントゲンやCT検査で結石があるか、結石がある場合は大きさや個数を確認し、適切な治療をさせていただきます。

—尿管結石で緊急処置が必要な場合
・鎮痛薬を使用しても改善しないほどの疼痛がある場合
・お熱が伴う場合
・腎機能障害が著しい場合
上記の際は緊急で尿管ステントと言う腎臓と膀胱をつなぐ筒を挿入させていただく場合がございます。その際は入院が必要となります。
図5

・当院での尿管結石手術
当院ではホルミニウムレーザーを使用し手術を行います。細い尿管鏡を使用することにより患者様の負担軽減に努めております。
また大きな腎結石やサンゴ状結石に対してはECIRSと言われる術式を採用しています。腎臓に直接筒を挿入し尿管・腎両方からアプローチして結石を砕石します。
普通であれば複数回の手術を要する結石を、最小限の手術回数で終えることができます。
図6

※手術に関しては現在セットアップ中です。手術希望の患者様は担当医にご相談ください。