救急科
24時間365日 対応します
当院では24時間365日、患者さんの受入れをおこなっています。
当院の救命救急士が専用救急車にてお伺いします。
専用救急車電話番号 090-2135-9990
救急科について
一言で言うと、緊急性の高い患者さんが受診するところです。
重症の患者さんが受診するところだ…と思われている方もいらっしゃると思いますが、これは、ある意味正しいのですが、実は不正解です。何故かというと、重症かどうかは、医療機関を受診して初めて分かるもので、一般の方が判断できることではないからです(むしろ、素人判断は危険です)。もちろん、重症の患者さんは、漏れなく救急外来(場合によっては救命救急センターなど)を受診することになるのですが、重症でない方でも救急外来を受診する場面は多々あります。具体例を挙げると、めまいや腰痛で動けない場合などです。めまいや腰痛の多くは、命にかかわらない病気が原因であることが大半ですが、中には命にかかわる重大な病気が隠れていることもありますし、何より、その症状のため、食事や水分も摂れず、トイレにも行けず、時には、脱水症になったり、床ずれができてしまったりすることもあります。しかし、このような緊急事態は24時間365日、いつ起こるか分かりませんし、症状だけで何科を受診したらよいかを判断するのは、我々医療関係者でも悩むことがあります。そこで、救急科の出番となります。
従って、緊急時、つまり、病気や怪我を問わず、急な体調不良を起こされた方が、何科に掛かったら良いか分からないような時に、まず受診するのが救急科ということになります。
救急科の特徴
救急科と一言で言っても、重症ばかりを扱う救命救急センターもあれば、発熱外来や応急診療所のような(時間外)外来に特化している医療機関もあり、その役目は様々です。当院の救急科は、必要最低限の検査で、入院が必要な病気や怪我が隠れていないかを速やかに判断し、応急処置を行いながら、必要に応じて最適な専門科へ引き継ぎ、今後の診断や治療に繋げる…、いわば、粗い目の篩(ふるい)の役目を果たしています。
また、当院の大きな特徴は、複数台の救急車と多数の救急救命士を抱えており、直接、ご自宅までお迎えに上がることも可能なことです(場合によっては、医師も同乗します)。『119番にかけるほどでもないかも?でも、自力では病院へは行けない』『介護タクシーを手配していると時間がかかってしまう』『何科を受診してよいか分からない』そのような時には、遠慮なく当院の救急車をご用命下さい。
救急外来受診時の注意点
緊急性の高い患者さんにすぐに対応できることを優先するために、予約制度はありませんし、精密検査や健康診断をする場所でもありませんので、急を要さない検査は、後日、改めて来院して頂くこととなります。また、その時々の状況や、患者さんの緊急度に応じて、優先順位(診察や検査の順番や待ち時間)も変わってきてしまいます。その為、同じ症状で来院されても、毎回、同じ対応ができない場合もございます。従って、すぐに当院で対応できない場合や持病の悪化などが疑われる場合などは、普段の状態をよく知った掛かりつけ医に、まず診てもらうことをお勧めする場合もあります。
また、当院に限らず、救急外来受診時は、発症直後のため、症状が出揃っていなかったり、検査に異常が現れる前であったり、検査結果が判明するまでに時間を要したり(そもそもすぐにはできない検査があったり)するため、その場で、はっきりとした診断が下せないことも珍しくはありません。逆に、診断がついても、その場ですぐに治せない病気や怪我も多いため、ご要望通りの対応ができない場合もあります。
このような理由から、救急科の役目をご理解頂いた上で、困った時には、気軽に受診して頂ければ幸いです。
担当医
・園井 英輝
(日本専門医機構認定 救急科専門医 / 日本外科学会認定 外科専門医 / 日本臨床救急医学会 / 日本臨床外科学会 / 日本Acute care surgery学会 / 日本外傷学会 / 日本在宅救急医学会 / 日本外科感染症学会 / 日本大腸肛門病学会 / 民間救命士統括体制認定機構 民間メディカルコントロール医師 / ICLSインストラクター / FCCSアソシエイトインストラクター / 臨床研修指導医 / がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 / 自殺未遂者ケア研修修了 / 内痔核治療法研究会 ジオン注四段階注射法講習会受講)
・近藤 夏樹
(日本専門医機構認定 救急科専門医 / 日本集中治療医学会認定 集中治療専門医 / 日本呼吸療法医学会 呼吸療法専門医 / 日本内科学会認定内科医 / 日本高気圧環境・潜水医学会認定 高気圧医学専門医 / 日本中毒学会 認定クリニカル・トキシコロジスト / 臨床研修指導医 / ICLSディレクター・WSディレクター / JMECCディレクター / JATECインストラクター / JPTECインストラクター)