私たちは、ひとりひとりの健康と尊厳を守る、地域のための病院(コミュニティーホスピタル)をめざします。

About当院について

院長挨拶

新年のご挨拶

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。令和5年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 当院は静岡県よりCOVID‐19入院医療機関の指定を受け、10床の専用病床でコロナ陽性患者さんの入院治療を行っています。発熱外来では、18,279件のPCR検査を、ワクチン接種は16,748回を(共に令和4年11月末時点)行い、地域の予防医療へ大きく貢献することができました。感染リスクを背負いながらも業務にあたってくれた当院の多くの職員に改めて敬意を表します。

 現在、新型コロナウイルス感染症は、重症化率の低下、治療や予防に対する知見の蓄積等により収束に向けた道筋が見えつつあります。一方、医療機関では受診抑制、手術や検査の延期、職員の行動変容などにより、経営状況の悪化や労務管理、インフラ整備の遅れ等の問題が発生しています。従前より、わが国の医療は人口減少、高齢化、デジタル化、価値観の変容等の不透明な外部環境にさらされており、今後もその流れが変わることはありません。すなわち、感染症拡大前の社会に戻ることは考えにくく、また、さまざまなことが前倒しとなった結果、『未来にやるべきことを今やる』という考え方の転換が必要となりました。当院では、ウィズコロナでの取り組みで培った組織力をさらに発展させるべく、医師・看護師の大幅な増員を実施いたします。また透析センターの新設を予定しており、効率的な運用によって地域医療に貢献してきたいと考えております。

最後に皆様のご健勝を心より祈り、挨拶とさせて頂きます。

社会医療法人 駿甲会 コミュニティーホスピタル 甲賀病院
院長 甲賀 啓介